● Q1 土壌診断士認定資格は、自宅受験方式を採用されており、又、参考資料まで添付されていては
全員、満点で意味がないのではないでしょうか?

A:  その通りかもしれません。

殆どの資格試験は、きめられた日時に、一定の場所で受験するようになっています。
そのような資格試験も必要でしょうが、それらに対応できない人たちもたくさんいます。
然し、自由な時間に、コツコツ調べて解答を出していくようなコースがあっても良いのでは
ないでしょうか。

● Q2 農業の資格には、他にも日本農業技術検定をはじめ多くの資格試験があるのに,何故、
土壌診断士認定資格なのでしょうか?

A: 農業の資格には、日本農業技術検定をはじめ、多くの者があります。
それらは大変良くできた試験で、出題範囲等もバランスよく配してあり、農業への登竜門としての資格としては
非常に大事な制度だと考えております。
然し、近年の食における「安心・安全」の問題を思うとき、それらの一般論では、対処できないことばかりではないでしょうか。

世界の人口80億人の食糧を支えているのは、地球表面の僅か18㎝の土(土壌)によって、食糧生産が行われていると言われております。
今日、近代科学の発達により肥料・農薬が開発され、多量に使用すればするほど収量が伸びて、多くの人口を支えてくることが
出来ました。

ところがそのことが土(土壌)の電気容量バランスを壊し、土(土壌)の緩衝能力も壊してしまったのです。
栽培土壌に多量に使用された肥料・農薬は、土(土壌)に吸収された量以外は、地下水に浸透し、河川に流れ出し、
海へと流出して異変をきたしてきたのです。

一方、土(土壌)として健康でない状況で栽培される食料が、健康で安全であるはずがありません。
何故ならば、そのような不健全な土(土壌)の養分を、めいっぱい吸収しながら成長しているからであります。
「健康的土(土壌)で栽培された作物は健全であり、病んでいるところで栽培されたものは不健全なのです」

● Q3 土壌診断士認定試験は、自宅で受験できる等、時間がない人、働いている人、家庭菜園をやっている人、
始めようと思っている方、就職・進学を目指している学生の方等にとっては、非常に好都合なのですが、試験のレベルが
高いのではありませんか?

A:  試験内容にも記していますが、普通の人が受けられ回答が出るようになっています。
内容は、土(土壌)とはどのような状態を言うのか、から始まって、土(土壌)に関する必要最低限のことを尋ねております。
実際に皆さんが、土壌検査に出されるときの試料の採り方から、検査値の読み方、家庭菜園・プランター栽培、週末農業、
新規就農を目指している方まで、広く対象にしています。

作物に肥料をやるときの量の計算などは、理解できるまで設問しております。肥料の3要素の役割、過剰症、欠乏症等にも
最低限のことは出題されております。

自宅受験ですので、スマホ・パソコンを利用することにより簡単に答えは出ます。
設問も岩石が風化して土(土壌)になり、作物生産に寄与して、土壌汚染までを取り上げていて、即、仕事、その他に,br/>
利用できるものと思われます。

● Q4 参考書・テキストについてですが、市販のものがあるのでしょうか。使用した後、残し
ておきたいと思うのですが。

A:  参考資料・テキストが全て学校図書とはなっていません。その関連のものは教材の関係
で大体1,000円前後となっております。書店等で簡単に入手することが出来ます。
(もし、在庫がなければ、各県にある学校図書を扱っているところにいけば、随時手に
入れることが出来ます。)

他のものについては、必ずしも必要ではなく、より深く調べたい時に確認するには便利
かな、といった程度です。解らないときには、そのものズバリでもかまいません。
スマホ・パソコンで検索ください。

● Q5 受験は、随時申し込み可能ですか?

A: はい。思い立った日から申し込みください。申し込み次第、手続きを開始します。

● Q6 土壌診断士認定試験は、3級・2級・1級とあ同時に受験可能で受験可能ですか?

A:  同時に受験可能です。(但し、上級の試験には、合格でも、下位の受験に不合格の場合
は、上位の合格とはなりませんので注意ください)
尚、1級の受験については、下記のような方を想定しております。
A  2級合格者
B  2級合格者と同等の力あると思われる方(自己判断で)
C  農業者、及び農業関係に従事した経験のある方(証明証不要)